リハビリテーション課

リハビリテーション課

リハビリテーション課長あいさつ

金子 宙

医療技術部長 兼リハビリテーション課長

当院は、患者さんの状態に合わせて、1患者さんあたり1日に約3時間のリハビリテーションを365日提供しております。

患者さんのできることが増えるように支援しておりますが、病棟での生活だけを考えるのではなく、退院後の生活に焦点を当てたリハビリテーションを常に心がけております。各職種の専門性を活かし、患者さんの生活に即した支援をしてまいります。

理学療法(PT:Physical Therapy)

理学療法では、寝返りや起き上がりをはじめとした、日常生活を行う上で基本となる動作の安定と、移動手段の獲得に向けてリハビリテーションを行います。物理療法やマシーンを使用したトレーニングも行っております。

ES-5000 低周波治療器

筋萎縮の改善、疼痛の緩和などが期待できます。

免荷式トレッドミル

脳卒中や脊髄損傷、人工関節置換術などの歩行障害を有する患者さんに対して使用します。

LLB(長下肢装具)

麻痺を呈した患者さんに対し、歩行獲得や機能回復を目指すために使用します

作業療法(OT:Occupational Therapy)

作業療法では、着替えやトイレ動作といった日常生活動作をはじめ、患者さんにとって必要な動作や役割の獲得に向けてリハビリテーションを行います。ご自宅での生活を見据えて、家事動作や園芸などの活動も行っていきます。

シュミレーション室

自宅内を想定した訓練が可能であり、入浴動作練習はもちろん、家事動作や床上動作が実施できます。

ドライブシミュレーター

自動車運転に必要な反応速度や危険予測などの判断力を検査し、運転の適正度を評価します。

言語聴覚療法(ST:Speech Therapy)の取組み紹介

コミュニケーションに障害のある患者さんに機器等を使ったり、ジェスチャーや描画などを用いて言葉や意志を引き出す訓練を行います。また、飲み込みに障害がある方には、食事をより安全においしく、楽しく食べられるように、飲み込みの訓練を行っていきます。

病院で実施する飲み込みの精密検査としては「嚥下内視鏡検査(VE)」と「嚥下造影検査(VF)」があります。

嚥下内視鏡検査は内視鏡を挿入し、飲み込みの様子を調べます。内視鏡器材が移動可能であり、病室でも実施できることが利点です。嚥下造影検査は造影剤を用いて飲み込みの様子を調べます。誤嚥の有無を確認しやすいことが利点です。

嚥下内視鏡検査(VE)

嚥下訓練用治療機器